すまいる総合歯科
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愛媛県今治市

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ツタヤ立ち読み


こんにちは。すまいる歯科院長の渡辺です。
日頃の歯科治療に対する思い、疑問、出来事、 仕事を離れた後の事などお伝えしていきたいと思います。
飽きっぽい性格な為、時々しか更新しないと思いますが 宜しくお願いします。
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よくある質問3+α 「甘いものはしみるのに辛いものはなぜしみないのか?」

前回の続きです。

患者さんからご質問のあった、「甘いものはしみるのに、辛いものはなぜしみないのか?」

            ついでに「塩水はなぜしみにくいのか?」

 

甘いもの⇒唾液に溶けて砂糖水⇒その砂糖水の浸透圧のせいで⇒象牙質の中の水分が引っ張られる⇒その刺激でしみる

でしたが、では辛いものは・・・

辛いものは溶けても辛い水とはなりますが、浸透圧は普通の水とあまり変わらないからです。唐辛子の辛み成分のカプサイシンは水に溶けないので、浸透圧をあまりあげません。

そのため象牙質の中の水分が引っ張られないので、しみないということになります。

でも濃度の濃い、辛いお水だとやっぱりしみるような気もします。

 

この浸透圧により象牙質の中の水分が引っ張られて、歯が痛む説を動水力学説といいます。

 

 

 

ちなみにものすごーく化学知識がある方ならば、気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが

この説明には矛盾があるのです。塩水についての説明ができないのです。

甘いものはしみるけど、塩水はしみないという人がいらっしゃいます。

塩は同じ量の砂糖と比較した場合、浸透圧が12倍も高いのですが、

なぜかしみないという人が多いのです。(塩を直接歯にすり込むとさすがにしみますが)

 

いろいろ調べましたが、説明できる専門家はいないんじゃないかな?

 

by すまいる総合歯科 院長 渡辺政継  愛媛県 松山市 近郊エミフル1Fです。

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